elasticsearchをawsの監視で活用しよう

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awsはCloudWatchを代表とするユーザーに割り当てられたサーバー領域を監視するために役に立つツールを提供していて、活用している現場も多くなってます。elasticsearchも提供されているツールの一つですが、どんな特徴を持っているものなのでしょうか。

運用する上で本当に役に立つのか、コストパフォーマンスが高いのかを見極められるようになりましょう。

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elasticsearchとはそもそも何か

awsによって提供されている監視に役立つツールにも色々なものがありますが、それぞれが違う機能を持っています。elasticsearchを使うかどうかで悩んでいるときに何よりも重要なのはelasticsearchがどんなツールで何ができるのかを理解することです。

elasticsearchは分散検索エンジンと言われているもので、ログ分析に対して主に用いられています。またリアルタイムで運用されているアプリケーションの監視などにも利用することが可能なのでしっかりとした知識のあるエンジニアが使えば即時に有用な情報を取得して活用できるツールでしょう。

特にelasticsearchが優れているのはビッグデータの取り扱いが可能なことです。awsを運用している現場ではかなり大きなサイズのデータベースを取り扱っていることも多くなっています。その収集や解析に関して優れたパフォーマンスを発揮することで定評があるツールなのです。

ビッグデータを相手にしても1秒単位での情報抽出ができるので、実質的にはリアルタイムでの監視ができます。サーバー監視において重要なスピードが重視されている点で有用なツールと考えることができるのです。

無料で使えるのは大きな魅力

elasticsearchは無料で利用できるオープンソースのツールになっているのも魅力です。awsの無料利用枠の中で利用できる仕組みになっているので気軽に使用してみることができます。ただし、インストールからサーバー監視のための運用まで全てに関してユーザー責任で使用することになるのは注意しなければならない点です。

基本的には検索エンジンとしての機能しかないので使用によるトラブルが発生することはないのは確かですが、万が一の問題があったとしてもawsの運営側は何も対処してくれないということは念頭に置いておきましょう。

対応言語も広いのが魅力

分析検索エンジンを運用するときにはいかにして稼働させるかが重要なポイントになります。elasticsearchはオープンソースで自由に改変して使用できるのが魅力であり、現場に合わせて運用しやすいソフトウェアにすることが可能です。

また、elasticsearchはそもそも対応言語も広くて検索プログラムを作りやすいのもメリットでしょう。Java、Python、RubyだけでなくPHPやJavascriptにすら対応しています。これだけ幅が広いと対応できるエンジニアも多くなるため、運用担当者を選ぶのにもあまり苦労はしません。

ただ、サーバーに関する知識は必須なので、サーバーエンジニアを探して業務を割り当てることが不可欠になります。

運用しやすいバックアップも魅力的

elasticsearchを使って監視をしようと考えたときにもう一つの魅力として挙げられるのがawsによるバックアップが充実していることです。

elasticsearchはKibanaというawsのツールと統合されています。レポートの作成や結果の可視化をするためのツールとして提供されているKibanaを使ってelasticsearchによって得られたログなどのデータを閲覧することができるのです。

awsの利用に長けているエンジニアであれば特に苦労することなく取得した情報を確認して適切な対応を取るという流れで業務を進めることができるでしょう。

監視すべき項目とは

elasticsearchを使うと色々な検索を行えるのは確かですが、実際にawsを監視する上で重要な項目としては何があるのでしょうか。まず重要なのはサーバーを運用する上で重要なパフォーマンスに関わるメトリクスを取得して監視することです。

どのような割り当てをしているかによる違いこそあるものの、基本的なCPU使用率、メモリ使用率、ディスク容量の使用量を確認するだけでも大変になることは珍しくありません。elasticsearchを使えば容易に取得できるので便利でしょう。

同様にパフォーマンスに関わるものとして検索リクエストについても必要な情報を取得して対策をすることが重要になります。パフォーマンスに影響する要素は非常にたくさんあるのでどう検索するかという点から現場に応じて考えることが必要でしょう。

内容が間違っているクエリやガーベッジコレクションが代表例ですが、他にも考慮しなければならないものはたくさんあります。項目数が増えると手間もかかるので現場での運用状況に応じて代表的な項目をピックアップして監視するのが合理的です。

もう一つ重要なのがスレッドの監視です。スレッドプールを監視してどんな問題が発生しているのかを確認することは重要な業務ですが、elasticsearchを使えば情報の取得は容易に行えます。ノードの一つの処理が著しく遅くなる、保留リクエストが蓄積される、リジェクトされるなどといったトラブルは起こりやすいものです。

ガーベッジコレクションとの兼ね合いがあることも考慮して対策を練る必要があるので、elasticsearchを使って効率的かつ網羅的に必要な情報を集めましょう。

関連記事:awsでのメモリ監視の種類や方法について

elasticsearchは最適化しよう

elasticsearchを使って監視に役立てようというときに重要なのはelasticsearchの使い方を学ぶことではないということも留意しておきましょう。elasticsearchはオープンソースで無償提供されているツールであって完成版のものではありません。

これから有用なツールとして開発が進められていくことが保証されているわけでもないのです。そのため、elasticsearchは使い勝手の悪いところもあり、使おうとすると不満が多々生じる可能性も十分にあります。

重要なのはオープンソースの利点を生かして最適化して使用することです。

裏を返せばelasticsearchの最適化を行えるくらいのエンジニアでなければ使いこなしてawsの監視に使うことはできないということになります。awsの監視は決して簡単なものではなく、優秀なエンジニアを必要とするという認識を持ちましょう。

awsの運用をするときにはelasticsearchも自由に書き換えて使えるようにできるスキルがあるエンジニアを確保することが望ましいと理解しておくのが大切です。

elasticsearchを上手に活用しよう

awsの監視をするときには分析検索エンジンとして提供されているelasticsearchが役に立ちます。無料で提供されているソフトウェアでオープンソースになっていることから現場に合わせて最適化して利用することが可能です。

メトリクスの取得に関してawsの運用をするには優れているツールなので、使いこなせるエンジニアを起用して監視できるようにしましょう。